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私はタクシードライバー

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転職検討中( ♀ )
15/02/28 16:07(更新日時)

私は女だけど タクシードライバーをやっている。
この不景気事情で生活が苦しい今日このごろ。
しかし こちらが一生懸命やってても あれやこれや言うお客さん…。

なんか むかつくことがあったら ここで吐き捨てちゃっていいですか。


あ。愚痴り系で 参ります。

あんまり 返レス返さないかもです。あしからず。

まずは にこやかにお礼を言ってドアを閉めたとこからスタートです。

13/07/19 03:10 追記
追記です。
日記みたいなものだと思ってください。
返レス難しいかもですが 皆さんは、どんどん割り込んで ドライバーへの文句言ってください。

14/05/20 23:45 追記
2014年秋頃に 本になります。
皆様 よろしくお願いいたします。

もち。まだ ドライバーとして 日々精進しております。(笑)

不景気の中 頑張っております。
皆様、気軽に タクシーをお使い下さい!!☺

No.1976581 13/07/18 22:36(スレ作成日時)

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No.51 13/07/23 20:28
転職検討中0 ( ♀ )

タクシーの料金システムについて どのくらいご存知だろうか。

メーター料金には
走行料金 と 時間経過料金 とが 合わさって それがメーターの機械の中で コンピュータで割り出して それぞれに切り替わりながら料金が設定される。

地域 会社によって 今は様々なので あんまり詳しく話しても仕方ないので そこは省略するが…。


赤信号のタイミングが悪いと 料金がいつもより高くなることがあるが それは時間メーターに切り替わってしまっている瞬間が加算されてしまうからなのである。

そんなとき、お客さんは ドライバーが『いつもより高くお金がかかってさぞ嬉しいだろうね💢』と思われてしまいがちだが、確かに効率的にそういう場合もあるのだが…。

走ってなんぼ。の商売である。

2分じっとしていて事後メーターがポコンとあがるのと比べたら 2分ビュンと走って300円分の仕事をしている方がいいのである。

つまり。簡単に言うと。

時間のかかる仕事は 『効率が悪くて辛い仕事』なのである。



…この話を前提にして 次に話を繋げたいと思う。

No.52 13/07/23 20:41
転職検討中0 ( ♀ )

飲み屋で働いていて タクシーをお客さんに呼んであげることのある方に 聞いてもらいたいことがある。


私達の会社は『この不景気だからこそ 出来るだけサービスをしようじゃないか』といった方針なので 電話で呼ばれた場所にタクシーを到着させて 声掛けをしたら…まずしばらくはサービスとしてメーターを操作せず待つ。

…本来規約上では メーターを倒して待たされてる時間を 待ちメーター換算で頂くことが許可されているのだけれど…

そうはしないのだ。

私達のタクシー会社は できるだけ親切に対応しているのである。

いつまで待つか は そのドライバー個人ごとに任されているので そうは しない人も もちろんいてるが 私は しばらく様子見で 待ちメーターをかけないで待ってあげている。


しかし。だ。

電話がかかって 指令を受けて 到着…。
この間 約2~3分、遅くとも10分以内には 到着できるように現場は頑張って動いている。

お客さんをなるべくお待たせしないよう 我等は頑張っている。


着いた先の飲み屋さん。
声掛けを しに伺ったら、綺麗なお姉さんが一言…。

『まだ(タクシーを呼んだお客さんが)カラオケ4曲終わってないから待っててねぇ~』


にっこり顔で簡単に言わないでほしい。

カラオケ1曲約4分、計16分、帰る用意や名残惜しむ時間を含めて 総計約30分くらい平気で待たされることがあるのだ。


私は 小心者だし 女だし。
お客さんから『料金が高い💢』と 怒られて 残念な気持ちになるのが嫌なので…待つのである…。


しかも。
私の会社は お迎え時のサービスとして 車から降りて ドアの開閉を自身ですることをしているのだ。

寒い日
暑い日
雨の日
雪の日

むなしい気分で ハイテンションのお客さんを 黙々と待つ 私なのである…。

もちろん 私はプロである。

30分自分が待たされたとしても やっと出てきたお客さんへの第一声は

『お待たせしましたぁ~』
である。

No.53 13/07/23 21:04
転職検討中0 ( ♀ )

《休憩》

毎日 レスが頂けて 光栄です。
ありがとう。


一人一人に返事をしていませんが もちろん読んでますし感謝しています。

時折 話の中で 返事を織り交ぜながら 話をしていますので よろしくお願いします。

No.54 13/07/24 01:24
転職検討中0 ( ♀ )

私は このタクシーに 20年乗っている。

逆算していただいてもわかるように 独身の頃から乗っているわけだ。


独身の頃の私には 当時は 当然のことながら 子供はいなかった。


まだ20代前半 タクシー業務を知り尽くしてはいなかった時 若気の至りで まだまだ技能も考え方も 仕事への取り組み方も 未熟だった。


若かりし頃の私は かなり『勘違い女』だったのである。


タクシーは急いでいるお客さんのための乗り物だから 出来るだけ早く目的地に到着しなければいけない。


馬鹿なことに そう思っていた頃があった。


正式な言葉ではないかもしれないが
『通行禁止時間帯区域』
という道路がある。

ほとんどの方がご存知かと思うが 主に学校や幼稚園など 子供・学生が集中して通る通学路としてある道路には 特に そのような区域が設けられている。


未熟な私は
『どうして学校が休みな土曜やら 夏休みなども 通行禁止を解除して 道路を解放しないのか?』と イライラしたことがあった。

昔のことだから 許していただきたいが 二種免許を持っていながら 警察がいないことを確かめて こっそり通過したことも たまにあったりした。


そして。何年かして 私にも子供が産まれた。
出来るうちに働いておこうか…と 子供らを保育園でお世話になり、小学校に入ると 学童保育という場所で お世話になった。

私達の業界は 曜日が関係なくシフトが組まれていたりすることも少なくない。
旦那は 不定休
私は 日勤で毎日だったのだが 休みが日曜しかなくて 土曜 学校がない時も 子供らは学校に通った。
夏休みも 冬休みも 皆が休みで のんびり家で休みを満喫している時に 我が子達は 親の為に協力をしてくれたのだ。


恥ずかしい話だが 自分に子供が産まれて 心苦しい経験をしたことで ハッと気づかされたことがあった。

その『通行禁止区域』のことである。


もしかしたら 昔の私のように『なんでだよ?』『ちょっとぐらい』と お考えの方もいるかもしれないが。


保育園児 学童保育児童 部活している生徒 学校に補習&補充を受けに行くいる生徒

結構 学校が休みでも そこを通らなければいけない児童や生徒が やっぱりいるのである。
近所の方々も その時間帯は 歩行者天国だという意識で 安心して のんびり通行していることもある。

だからやっぱり守るべきなのである。

No.55 13/07/24 12:07
転職検討中0 ( ♀ )

クレーマーの話の 続編である。

まだまだあるから シリーズ化するかも… である。

とにかく クレーマーという困った人達は たいてい 自分が一番かわいいのである。
だから かわいい自分が一番になっていないと 許せないのである。


ある 珍しく忙しかった雨の日 私達は 傘代わりに普段利用されない方々にも 次の雨の日にもまた 乗っていただこうと 必死で仕事をやっていた。

お客さんがタクシーを利用するときは 困った時なのである。
雨が降っていたことで 困ったお客さんが その時 集中しているのである。

当然 電話対応も 殺人的に忙しくなるのである。

タクシーを利用するお客さんは 困った時に利用する人 の他に 時間を買う目的で利用する人 というのもある。

その日は 電話対応に大変だったらしい。
(私はドライバーなので電話は取らないが、配車指令係がそう話していた)
ひっきりなしに電話がかかってくるので 利用したいお客さんが 何回か電話をしないと 話し中で繋がらないことがあったりした状況だったらしい。


電話を受けた。クレーマーおばさんからだった。
『ちょっとぉ~、何回電話かけたと思ってるのよぉ~』

一発で電話が取ってもらえなかったかわいそうな私 を いきなりアピール

『昨日の乗ったドライバーが今日は雨降らないんじゃないかって言ったから、そうだと思っていたのに、なんなの~この雨~』

いゃあ~自然のことですからねぇ~お客さん。…などとは 言わない。
そのドライバーに代わって 電話を受けた者が丁寧に謝罪。

で。今日は どちらにお迎えに行けばよろしいでしょうか?と 訪ねたら

『今日はいいのよぉ~。明日、出かける時にまた連絡するから。』
『明日は私が電話をしてから10分~15分の間に到着させてくださいねぇ。』


なんだ。今日は車は要らないのか。しかもまた 難しい注文して。
この間 隣の電話受けは 4名の配車指令を完了させている。

ちなみに。
このお客さん。
こちらが言った通りの時間にお迎えに行っても その時間に出てきたことは 100% ない。
その時間どころか それからたいがい10~15分は 必ず待たされるのである。


難儀なクレーマーである。

ドライバーの中では この人こそが『クレーム』になっていることを 本人はまだ知らない。

しかし それをばれるとなく仕事をするのが プロなのである。

No.56 13/07/24 12:45
転職検討中0 ( ♀ )

30番さんのレスに ドライバーからの言葉に怯え なかなか降りれなかったという話があったが 自分の話にヒートアップして酔いしれ 周りが見えなくなっているのは イタい。

30番さん お気の毒である。

今から全く逆の立場の状況で 酔いしれてしまったお客さんの話をご紹介する。


一人暮らしのおばあちゃん。たぶん話相手が少ないのだろう。大きなお屋敷に住んでいるが 寂しいのか いつもタクシーを利用してくれる。その車内で会話することが楽しみなのだ。


状況を踏まえてみれば そんなこともわかるのだ。短い距離 あっという間に到着してしまうのだが リピーターのお客さんなのだ、乗り込んでから到着するまで『聞き上手』に 会話を行う。

こういうお客さんには こちらからべらべらしゃべらないのだ。
話したい と 思って 乗ってくるのだ。喋らせてあげて それを聞いてあげることが プロの接客なのである。


いいおばあちゃんなので たぶん悪気はないのだが このおばあちゃん いつも ちょっとだけ…ほんのすこしだけ 鈍感なのである。(笑)


目的地まで到着。
お支払いが完了 ドアを開ける。
まだ 喋りたりないのか まだまだ喋っているが そんなことも承知だから こちらもゆったりと対応。

ぼちぼち 降りる。
お年寄りなので ゆっくりだが それも承知 危険がないように注意していただきながら 身体が地面に着く。

ここで質問。
この段階で おばあちゃんが どのような感じで身体があると思われるだろうか。

ドアの開閉する間の空間にいるのである。

ピンときた人がいたら 正解である。
もうちょっとだけ ずれてくれないと 車のドアが閉められないのである。

でも 私はプロである。
お客さんに『閉められないから、どいて』なんていう言葉は 使わない。
少しだけ 待ってみる。

すると。おばあちゃん 何を思ったのか?まだ私がしゃべりたそうにしているのと勘違い。

その場で しかも車体を杖代わりに手を添えて まだまだ話してくるのだ。


あ。よかった。後方から車がやってきた。帰れる。

『おばあちゃ~ん、ごめ~ん、車が来たから動くわね~。ありがとうございましたぁ~。』


…この時も もちろん おばあちゃんは『ドアが閉められないエリア』にいたのだが。
一応 その声掛けで 車から手を離してくれたので 開けっ放しの状態で車をスタート。1m 動いて閉められた。

No.57 13/07/24 14:46
転職検討中0 ( ♀ )

私達の会社では 接客の基本として お客さんにコースの確認を徹底することを 教育させられている。

当然だ。
お客さんは どこの誰だかわからないドライバーに 命を預けて 目的地まで お金を支払って 行くのである。

お客さんのニーズに応える仕事をしなくてはいけない。


もちろん キャリアを積めば積むほど 行き先を聞くだけで 頭の中で 今までのキャリアを生かした独自のナビゲーションシステムが作動する。

たいがい近場なら だいたいのタクシー走行ルートが決まっていたりもする。


しかし。お客さんの全てが 決まったルートで行きたいと思っていないだろうし 自分の知らないルートを通れば不安になるのである。

なので どこから行くか?簡単に会話をすることを 教育させられているわけだ。


タクシーを乗るお客さんの中には

事故に遭い 病院の行き来に使う人
のんびりしたい人
早く着きすぎると困る人
今から勝負(パチンコや競馬など)に出かける人

様々なのである。

何も 早く 安く 行きたいばかりの人ではないのである。


事故に遭った人は その場所を通りたくなかったりする。
桜の綺麗な季節は できるだけ花見が出来そうなルートを希望する人もいる。
目的地から近辺で 喫茶店や 帰り方向のバス停など を 紹介してもらいたら有り難がる人もいる。
以前パチンコに来た時大勝ちした日から以降 自身のジンクスを守って特定の行き方を望む人。

人 それぞれなのである。

全くわからなくて 行き方を尋ねる場合も あるが たいがい分かってて あえて聞くのである。


ある時のお客さん。
コースの確認を伺うと
『タクシードライバーなのに、道 なんで聞いてるの?💢』

あ。イライラさせてしまった。謝る。

ならば、今度は こちらが情報収集。
時間に焦ってないか?
イライラしだしたお客さんに あれやこれや質問すると これまたクレームになる。
情報収集は 1~2個で充分。
ざっくりと行き方を伝えて 了承してもらってから コースを決定させる。


そのお客さんが一言。
『なんだ、知ってるんだったら黙って走ってよ。💢』

もちろんです お客さん。
私は この辺りを20年走ってるんです。
2つくらいの隣町くらいも 分かってて聞いてるんです。


文句を言う前に
『どんな道を走ろうと思ってる?』
と 聞いてもらいたいのである。

No.58 13/07/24 15:18
転職検討中0 ( ♀ )

2番さんのレスで タクシーの売上順位を表示していただいていたが。

私は その地域では 営業していない。

全く田舎で走っているわけでもなく 都会の隣に位置する いわばベッドタウン的な街で 走っている。

世間では景気が戻ったような話を聞くが 実際のところ まだまだ私達の地域では不景気である。

今は 大企業は取り戻せてきたのだろうが それを支える中小企業の景気回復がまだのように感じる。


私達がいるこの街は 中途半端な都会?だから 交通機関も中途半端でしかないので 意外にもタクシーの需要が多い街でもあったりするのだ。

でも 景気回復には まだまだ遠い。


私には 2人 女性ドライバーの先輩がいた。
そのドライバーさんは とうの昔に 定年寿退社をされている。
つまり 今の会社では 私が一番古いドライバーだったりするのである。

でも 人としても ドライバーとしても 未熟な時から乗務しているから 今 20年も乗っていると話しても 見た目『最近入ったの?』と 言われても仕方ない年齢なのである。

最近になり 男性では 私より若いドライバーさんが入ってきたが 女性がなかなか入ってこない。

私は 一番古いのに 年齢が周りより若いせいで いつまでたっても先輩面ができないのであ~る。(笑)


まあ そんなことは どうでもいいわけである。
女なんだから 一歩退いてるほうが 印象的には悪くないのである。
後輩の女性乗務員さん方も 私にとっては 人生の先輩なのだから。

だから フレンドリーにやっている。


職場では楽しくやっているわけだが やっぱり不景気に祟られる仕事 あんまりオススメしたくない。

47番さんが ドライバーになることを考えたことがあるとレスでお話されていたが…。

やめてて 正解だと思う。(笑)

No.59 13/07/24 20:14
転職検討中0 ( ♀ )

ここで この仕事ならではの 和やかなエピソードを 一つ。


私が仕事を始めた頃 あるお客さんのお宅にお迎えに行った。

妊婦さんが 定期検診の為に 産婦人科までのご乗車。

急ブレーキやでこぼこ道を避けて 穏やかな運転を心掛けた。


またある時 そのお宅にお迎え。
地域密着型のタクシーなので こうやってリピーターのお客さんが多い会社ならではのパターン。

あのお客さんだった。見れば ずいぶんお腹が大きくなっていた。幸せそうにお腹をかばいながらご乗車。
やっぱり私は 安全運転で走行した。

次にも また お迎えに当たって 到着させたら かわいい女の子の赤ちゃんを連れて 新米ママになった あのお客さんが これまた新米おばあちゃんと一緒に 赤ちゃんの1ヶ月検診ということで 小児科へ。

それからも ちょくちょくお迎えにあがっては その赤ちゃんが大きくなっていく様を 観察することができた。

お熱を出した
雨が降って 習い事のお迎えに
作文で賞をもらったから会場まで

様々な 娘さんの成長を 側で私も一緒に見ていた。


そして つい最近。
『ちょっと早いんじゃない?と言ったんだけど。まぁ この子が頑張るっていうからね~。でも 心配なのよ~。』といいながら にこやかに 正装をしたご両親と 幸せそうに笑う 新婦になろうとする彼女を 結婚式会場までお送りさせてもらった。


今度は 彼女が里帰りする時に 是非 ご主人様と二人でご乗車いただきたいなぁと 思った。


私は全く他人だけれど 彼女のことは お腹にいた時から知っている。

これからも 夫婦共々 頑張っていただきたいと思うのである。

No.60 13/07/24 23:01
転職検討中0 ( ♀ )

お客さんから聞かれる質問のベスト3圏内に輝く内容で

『夜中まで(仕事)やってて、セクハラみたいなことはありませんか?』

あります。ありますとも。

しかし 真面目にそんなことは言わない。

『まぁね。いろんな方がいますからね。(笑)』といって 次の話題に入る。

まともに事実を話すと きっと私のお母さんが心配するだろう。(笑)

でも それも この仕事を始めようと思った時から ある程度覚悟ができている。だから 別に大したことではない と 思っている。


しかし。
まぁ いろいろある。

たいがい 夜になればなるほど お客さんも そうでない周りの人々も いい感じで酔っていたりする。

それに できるだけ私も ご機嫌を損なわないように対応するわけだが…。

運転中に後ろから手を伸ばしてくる人
ネチネチとプライバシーに関わる下ネタを聞き続けてくる人
不倫願望者
行き先をラブホと言って一緒に降りないと泣くという人
むしゃくしゃするから山奥走ってという人

まだまだあるが まぁこんな感じで いろいろあるのだ。

たまに思うことがある。
私はあくまでもドライバーなのである。
女だが 飲み屋さんのお姉さんの相手の交代ではないのである。

運転中に触られたら ハンドルが動いて危ないのである。お客さんは私に命を預けていることを もう少し分かっていただきたいものである。


たぶん そういうお客さんは 飲み屋さんでも お触り厳禁のところで『少しくらい、いいじゃないか』と言って 何か問題を起こしているんじゃないか と 思う。

その後 お店が終わって 今度は飲み屋のお姉さんがタクシーに乗ってきた時に その日のうっぷん晴らしに ドライバーに当たり散らすことを日課にしていることが多いのである。


水商売には きちんとランク付けがされているだろう?
しゃべりたい場所
触りたい場所
戯れたい場所

ちゃんと守って遊んであげてほしい。

そして。
タクシードライバーが女だからって 飲み屋のお姉さんと同じサービスは メーター料金には含まれていないことを 分かっていただきたいのである。

No.61 13/07/25 09:12
転職検討中0 ( ♀ )

今朝 職場に行ったら 昨日 他の同僚が自損事故を起こしていたようだった。
後ろタイヤの近くのボディーを 巻き込みに失敗し 傷つけたらしい。

私達の会社では 小さな傷も全て事故になり それを掲示板に大きく拡大して張り付ける。

事故をやった者は 辱めを受け 二度と事故を起こさぬ様 誓いをたてる。
事故をしてない者も それを見て どんな事故だったのかを分析 今後自分が同じタイプの事故を起こさない様 徹底的に頭に刻む という取り組みをしている。

今日の点呼での所長は カンカン💢だった。
只今『夏の交通安全週間』期間中だからである。

夏休みに入って 元気な子供達が街中を行き交うこの季節、こんなことでどうするのか?💢
今日点呼に並んでいた中で その事故を起こした張本人はいなかったが とにかく我等はこっぴどく叱られた。

まぁ 当然である。
お客さんからの信頼を失ったら おしまいなのである。
今回 ポールに当たっただけなので まだましなのである。これが人間だったら大変なのである。

私はとにかく小心者で その点呼を受けて 泣きそうになってから 出庫したのである。
なかなか朝から気が重く この重圧に堪えられるのか?心配になるほどだった。

でも それこそが この会社の方針なのである。
他人事では済まされないものなのである。
厳しく教育されて 人間 成長するのである。


とにかく 朝から泣きそうになるほど 叱られた朝だったのである。

そのあと 第一回目のお客さんのメーター料金が 1860円だったのだが そのお客さんは 2360円を私に差し出してきた。

だからぁ~500円はなるべく置いときたいんだってぇ~。
あんまりイジメないでくれぇ~。

No.62 13/07/25 11:00
転職検討中0 ( ♀ )

私の地域は 全ての会社を含め 全車両禁煙車両地区になっている。
喫煙される方には申し訳ない地区だが やはり禁煙ブームだからなのだろうか お客さんの反響は良い。

実をいうと 私はタバコは吸わないのだが 喫煙には賛成派の人間である。

今でこそ 地域単位で禁煙車両に設定されたので 仕方なく禁煙車両になっているが そうでなかった時には 会社で禁煙車両を何台か作ろうか と 提案が出た時 私は断固として 禁煙車両にさせられるのを拒否したドライバーなのである。

なぜか。

タバコは身体には 確かに良くないらしい。
でも だからといって 吸いたい人を そこまでして追い込んだり 無理に吸わせないように持っていくのは どうなんだろうか?

なんでも『やり過ぎ』は 良くない。

タバコにしても
お酒にしても
食べ過ぎにしても
勉強にしても

何にでも言えることなのだ。その人がどう考えて どう反省して どう計画しているか で それが薬になるか 毒になるか が 決まるのではないだろうか?

ストレスが溜まって タバコを一服吸いたい人を 無理に禁煙させたら その人はさらにストレスが貯まるのではないか?と 考えるので 私は喫煙には賛成派 なのである。

吸わない人より 多くの税金を払っている彼等に 逆に礼を言いたいくらいである。

この禁煙ブームで 街中から一斉に灰皿がなくなってしまって 愛煙家には厳しいこのご時世、できれば私の車ではゆっくり喫煙させてあげたかった というのが 本音である。

しかし。
地域全体で決まったことなのである。仕方ないのである。
なので 禁煙の協力をお願いするのである。


『吸わない人間にはわからない』
『ちょっとくらい、いいでしょ?』
ダメなのである。
禁止は禁止なのである。
臭いが残ってしまうのである。

実は 臭いが残るのは
お酒も
マクド〇ルドのボテトも
しっかり残るのだが…。


お気持ちをお察ししています、お客さん。
私は誰よりも 喫煙者の味方です。

それを分かってもらいたいのである。

No.63 13/07/25 15:01
転職検討中0 ( ♀ )

昼間にタクシーに乗るお客さんの中で 行き先のベストテン内に輝く場所 というのが『病院』である。

段々持病が悪化されている人
事故に遭い 突然健常者から病人になった人
身内や友人に患者さんがいてることによって病院に用事がある人
様々である。

たまに ネガティブ思考から抜け出せなくなり ドライバーに当たり散らす人がいるのだが こればっかりは 気持ちがわかるだけに なんとも言えない。

でも こんな言葉がある。

『病は気から』


このポジティブ思考を生み出す力のある言葉を 最初に言った人は 偉いと思うのだ。

病気やケガをすると 気が弱り 先行きが不安になり 健康な人に苛立ちを覚えたりするものだ。
しかし
不幸にも 余命を宣告されても 気力をしっかり持って 毎日の健康維持を 必死に行って 宣告された余命期間以上に長生きされている人も 実際いたりするのである。

私の車に乗って『毎日毎日、病院ばっかり行って、疲れちゃう。あなたみたいに仕事できる人が羨ましいわ。』と 言われると 私は こう答える。

『病院にこうやって通えるということは、元気な証拠なんですよ。元気じゃなければ病院に泊まりこまなければ行けないわけですからね。』

たぶん 気休めくらいにしかならないだろうが でも 本当にそうだと思うのだ。

私が病院にお送りしたお客さんで 明らかに患者さんである人には 必ず最後に『お大事に』と 言い添えている。

以前にも話したが、我が娘が事故で健康な身体を害したところでもある。
娘はなんとか動けるようになっているが、片足のふくらはぎが破裂して 20数針縫って 綺麗だった足に フランケンシュタインみたいになった無惨な跡が しっかり残っていたりする。

健康が一番いいということを この私は 最近になって改めて実感した者の一人でもあるのだ。


私の言う『お大事に』という言葉は 社交辞令ではなく 本当に心の底から そう思っているのである。

No.64 13/07/25 15:43
転職検討中0 ( ♀ )

《休憩》
しかし。私って 本当に 誤字や へんな言い回しになってたりすることが多い。

申し訳ありません。

見直しをしよう しようと思うのだけれど 後で気がつくことが多いのです。

誤字 脱字 適当に皆さんの知恵を使って 読んでください。(笑)

よろしくお願いします。

No.65 13/07/25 22:02
転職検討中0 ( ♀ )

ある時のお客さん。
歳は50、独身の男性のお客さん。

私が女だったからか? 少しご機嫌なご様子。

仕事内容としては 隣町のお役所に行って 不正を働く者の調査に出かけて 帰ってくる という 往復仕事。
この景気の悪い時に 往復乗っていただけるなんて ありがたいことである。

最初から最後まで 気分良く乗っていただく為に お客さんとの会話を開始する。


延々と 彼の過去の栄光と 武勇伝が始まる。

勉学に目覚めて 高校デビューで2浪しながら有名大学に。
素晴らしい。コツコツ努力したことは なかなかのお話。

大学生になると なかなかモテたのだそうで。でも ちょっと奥手だったので 今も独身なのだそう。

何も結婚が全てじゃないですものね。有名大学を卒業されてる素晴らしい功績を残されているのですから その気になればすぐ 良い方がいらっしゃいますよ。と 締めくくる。

しかし。私は この仕事を もう何年もやっているのだ。

彼が 隣町のお役所に勤める ある かわいいお嬢さんが出て来るのを待ち伏せていて 自転車で帰宅したあとをつけて 自宅を探そうとして この日は その後後を見失って タクシー代を無駄にしてしまって 何の成果もなく 戻った ということ を わからない私ではないのである。

お客さんには悪いが 軽いストーカー状態だったことには間違いなく そんなことじゃあ 優秀な大卒の経歴に 傷がつくよ…と 言いたいのを堪えて 最後にニッコリと こう言うのである。

『お疲れ様でしたぁ~。お仕事、頑張ってくださいねぇ~。』


たぶん あのお客さんは 彼女の家をつきとめるまで 高い料金を払って タクシーに乗るんだろうなぁ と 思うのである。

No.66 13/07/26 03:27
転職検討中0 ( ♀ )

今日 夕方 こんなことがあった。

交差点付近で 母親と小さな子供2人が 手を挙げてくれたので 私は止まった。
対抗車側にいたお客さんだったので 窓を開けて大きな声で聞くと 私の居てる方向に用事だと言ったので そのままファザードランプ(停止灯)を付けて待機していた。

別に待っていても迷惑のかけない場所にいたので 次の青信号で 来てくれるかな と 思っていたら…

突然 お母さんが 赤信号なのに 子供達の手を引っ張って走り出したのである。

小さな子供が赤信号を指差して何やら訴えているが まるで無視、その拍子に その子供の出だしが遅れて 足がもつれて 交差点内で こけたのだ。

結構 交通量の多かった その交差点のど真ん中で こけたのである。
見ていて ヒヤッとしたのは 言うまでもない。


幸い お母さんが手をひょいと掴みあげて 姿勢を取り戻し 大事には至らなかったので 良かったが 一歩間違えたら 私の車のドライブレコーダーを警察に提出しないといけなかったかもしれない。

その子供もまた 長ズボンをはいていたので 血の出るケガはしてなかったようだが…コンクリートにこけたのである、きっとどこかが痛んでるはずだと思った。


3人が乗り込んだ時に 私がとっさに その子供に 大丈夫か?尋ねてみた。
すると。

『あれ~?このタクシー、おねぇちゃんだぁ~、なんで男の人じゃないのぉ~?』

君。今 おばちゃん じゃなくて お姉ちゃん と 言ったね。

いい子だ。赤信号を守ろうとした とてもいい子なのである。(笑)


しかし。
大人が交通ルールを できるだけ守って 子供に見せてやらないと 示しがつかないんじゃないか? と 私は思うである。

No.67 13/07/27 00:49
転職検討中0 ( ♀ )

クレーマーの話 第三弾。
このクレーマーおばさんは 私の会社のタクシーによく乗ってくれる。
ある大会社の社長の娘なので 経済的に余裕があるわけなのだ。
まぁ ありがたい話なのであるが…。

気にくわなかったドライバーがいたら 次から以降に乗ったドライバーに 気にくわなかったドライバーのことを あれやこれやと悪口のオンパレード。

最初は どんな状況だったのか?我が社の方針や教育に何か問題あったのか?そのドライバーがとんでもなく悪さをしたのかどうか?まともに話を聞き 丁寧に対応 合間合間に同情しながら聞いているのだが…。
全く 大したことないのである。
悪口を言われてしまうドライバーさんが お気の毒なのである。

あるときのご乗車のときに 話していたクレームは こういう感じだった。

『あの運転手、私の方を4回も鏡使って見るのよ~、もう気持ち悪くってぇ~』

お客さん、私達二種免許ドライバーってのは 前ばっかり見て運転しないんですよ。後ろも気にしながら運転するものなのですよ。

そのクレームを聞いてもらうために おばさんは ルームミラーの私の顔を 必死に見ながらしゃべってくるのである。


この不景気を乗り越えるために社員皆力を合わせて頑張っているのである。
大したことでもないのに、真面目なドライバーさんを 尾びれ背びれを付けて悪者にされていくのは 同僚としては 気の良いものではない。


このクレーマーおばさんは 私の会社のタクシーにしか 乗らない。

でもたぶん 乗らない のではなく 乗れないのだ と思う。

この地域で一番教育の行き届いた会社のタクシードライバーに、これだけクレームをつけるのだ。
仮に他社のタクシーに乗ったなら その時はきっと 目的地に到着するまでに警察に寄らされて 引きずり降ろされているのではないか と 思うのである。(笑)

No.68 13/07/27 09:35
転職検討中0 ( ♀ )

ここで 一つだけ どうしても納得のいかない 私の同僚に対しての愚痴を聞いていただきたいと思う。

最近では 珍しくないナビゲーションの機械も 私達の会社では なんでも一斉に切り替える(この車には付いていてあの車には付いていない、という状況を無くす)ようにしているので 全部の車に一斉に機械を付けることに ものすごく時間がかかった。
なので ナビゲーションシステムが 全車両に備わったのは つい半年前くらいからなのである。

それまでは 電話をくれたお客さんのお迎えまでの走行は 自力で地図を見て 通る道を考えて お迎えに行っていたのだが 最近は そのナビゲートが 調べなくても教えてくれるので 地図を見て自力で探すことをしなくてもよい状態になった。

キャリアが浅ければ浅い程 お迎え先を調べるのに 時間がかかっていたのだが それを省くことによって お客さんのお迎え先に 1秒でも早く到着できることを目指して 会社側は 高い投資をしてナビゲーションシステムを備え付けたのである。

しかし キャリアの浅い者はともかく 何年も勤めているドライバーの中で
『ナビが遠回りを選択したから時間がかかった。』
『ナビのいう通りに走ったら時間指定の道で違反で捕まった。』
『ナビの選択した道が工事中だったので時間がかかった。』
…などなどの理由で ナビゲーションの機械にケチをつける一部の同僚がいるのが なんとなく気に食わない。

今まで 自力で道を選んで仕事をやってきたのである。
ナビゲーションシステムに まるっきりお世話になっているくらいなら 普通の自家用車と変わらないのである。
私達がいただく料金の中には 地理の把握している料金も含まれていると言っても過言ではないのだ。だから 知らない場所に当たった時は お客さんに丁寧にお詫びをしながら 道を尋ねるという失態を お客さんとのコミュニケーションによって なんとか切り抜けてきたのである。
ナビゲーションが一瞬で道案内を開始できても その時の事故の渋滞の把握や 曜日や時間帯による流れの違いなんか が わかるわけないのだ。
ナビゲーションもなかなか賢いヤツだが 人間の能力には劣る場合があるのだ。

ネジを作る会社では 精密になればなるほど 人間の手作業で部品を作っているところが多いと聞いたことがある。

プロならプロらしく仕事をしてほしいのである。

No.69 13/07/27 11:19
転職検討中0 ( ♀ )

私は お客さんのプライバシーを できるだけ守ろうという意識を持っているので、あまりお客さん同士の会話を わざわざ聞き耳たてて伺うことは しない。
どうしても聞こえる話だが もともと聞こうとする意識を持ってないので 聞こえても右から左、なのである。

もしかしたら 私だけが そう思うだけなのかもしれないが 私が疲れる仕事になるパターンを ここにご紹介する。

大学生くらいのお兄さん二人組の会話。

『え?』ドキッ!
『ちがうって!』ドキッ!
『なんで?』ドキッ!
『そーじゃなくてー』ドキッ!
『あっ!』ドキッ!

…たぶん まともに聞いてないので こんな感じだと思う。

A『たぶんあの娘、お前に気があるよ。』
B『えッ?そうなの?』
A『絶対そうだと思うんだよ。』
B『ちがうって!!』
A『じゃあ、なんで?あの娘、お前の世話ばっか焼くんだよ?』
B『あ~あれ?あれはたぶん あいつマネージャーだから 俺が要領悪いのがいらつくんじゃね?』
A『そーじゃなくて~。絶対気がある行動してんじゃねーかよ?ほら、昨日だってわざわざお前の鞄だけ持ってきて、お前に手渡しだぞ?絶対気があるだろ?いいなぁ、お前。』
B『あ!あれ?あれはさぁ、俺が用事があったから頼んだんだってば。』

…みたいな?感じ?っぽかった。
マネージャーの女の子に巡る想像の物語っぽかった。


穏やかに道を走ってる時に 疑問系やびっくり系の言葉だけに 私の耳は反応するのだ。

『え?その道で合ってるの?💢』
『どうして?そんな料金になるんだよ?💢』
『あ!そこ曲がってよ💢』
こんなことがあるからである。

はてなマーク(?)と びっくり(!)マークに いちいち怯えて どっぷり疲れる私なのである。(笑)

No.70 13/07/27 15:43
転職検討中0 ( ♀ )

よく お客さんの中で
『こういう仕事は、自由でいいよね。僕なんて、ずっと課長の席の付近で見張られているようなものだもんね。』
と いう人がいる。

会社によっては その言葉通り のんびり自由にできるところもあるらしいが。
組織が大きいと そうもいかない。

私の会社で使用されている機械は その車が どこに居て どっち向きに走っていて 申告すれば どこまで行くのか?わかる機械になっている。
おまけに 詳しく調べられようなら その時にお客さんが居てるかどうか も 時速何キロで走っているのかも その平均速度も 最高速度もわかるし 指令室からの応答にすぐ応えることができないと 即刻 何をしてたのか?根掘り葉掘り聞かれるのだ。
従って 食事休憩するのも トイレ休憩するのも 全て機械操作で申告していないと とにかくブラックリストにチェックが入るのだ。

私の会社は ブラックリストが好きだ。(笑)

だから 言ってみれば 見えない鎖に繋がれているようなものなんですよ、お客さん。

でも。そうだから 何かあった時に すぐ敏速に対応できるメリットもありますよね。

課長さんの席の近くだから サボるにサボれないのでしょうが その分 人間的な価値は 高くなっているんじゃないか と 私は思いますよ。

頑張ってね、お客さん。

No.71 13/07/27 18:43
転職検討中0 ( ♀ )

駅前のタクシー乗り場からご乗車のお客さん。
自宅マンションまで行って また駅まで戻るので 待っててほしい と 往復のご依頼。
穏やかに お急ぎの指示をされる。
マンションに できるだけ近い位置に車を止める指示をして 走って自宅まで戻っていった。

お客さんが戻られた時 後ろから奥さんらしき人。
見ると?しくしく泣いている。

車に二人乗り込み また駅へと戻る。
奥さんが自身で病院に電話をし 急患としての対応を依頼して 電話を切った。
熱があり 持病が悪化されたご様子。たまに こんなこともあったのだろう、電話のやり取りも慣れた感じだった。

電話を切ったら また しくしく泣き出す奥さん。泣いた延長で むせて 咳込み ご主人に『降りたらすぐお茶を買って。』と 言うが ご主人は無視。それに逆上した奥さんが 『聞いてるの?💢』と 一喝。ご主人も負けずに『聞いとるわぃ💢』と 怒鳴った。
奥さん 今度はおいおいと 声を張り上げて大泣き。合間に『大っ嫌い💢』『部長に言ってやる💢』『全然優しくない💢』『もう嫌だ、嫌だ💢』と ののしるが ご主人、いつものことなのか?割り切ったご様子。

夫婦間のことに わざわざ口を挟むようなことは 私はしないが いつか あの奥さんが一人で 私の車に乗ってくれることがあったら…

自宅まで急いでほしいとお願いされたこと、
言葉は悪かったが ちゃんと『帰るコール』で 近くに来ていることを伝えたかったのではないか ということ、
わざわざマンションの ど真ん前に指示されたこと、
どれを見ても 奥さんのことを心配されていた証拠ですよ。と 言って差し上げたい。


時に 男は 不器用なのだろう。
電話口で 奥さんに 乱暴な言葉しかかけてあげられなかった ご主人だったが 本当は 優しい いい人なんじゃないかな と 思う 私なのである。

No.72 13/07/28 00:12
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夜 飲み会が終わって 周りの皆さん勢揃いで 斜め45度のお辞儀をして 盛大なお見送りの 社長さんと 社長夫人 そして 息子…当然肩書をもらっている様子だったが とにかくご立派な地位の方々なのであろう、丁重なおもてなしの お見送りで びっくりだった。

ところで皆さん、
地位のあるお客さんが タクシーに乗る時は 座る位置が定まっているのを ご存知だろうか。

乗ってくる人数によっても 若干違ってくるのだが …まぁ 今からの話に あまり位置を説明しても 関係ない話なので 以後省略。

社長と夫人が後ろに、息子が前に乗車。
どうやら 大きなプレゼンがあった後の打ち上げだったらしい。
夫人も経営に参加しているらしく 社長と あーだこーだと 反省会。息子は若干『タメ口』だったが 仕事の話を主にしているので 親子なのに 半分は『ですます調』。
経営常識的な教育 は しっかりしているのかな、と 半ば感心。
おすもうさんの世界では 親子でも親方と弟子の関係があるというが なんだかそんな感じに思えた。

しかし。問題は そのあとである。

この息子、突然 靴を脱いで 足を車の表示板(空車とか賃走とか書いてる表示板のこと)の横にドンと並べて 呑気に座るのだ。たぶん ご想像もつくだろうが なかなかいい臭いなのである。(悲)

自分や家族の車ならともかく 営業車ですが他人の車ですよ お客さん。
後ろの席のお父さん、お母さん、この大きな子供さん ちょっと注意してくださいよぉ~。

岡の上の巨大な豪邸まで お送りしたあと すぐ 空気の入れ換えを余儀なくされた私なのであった…。(悲)

No.73 13/07/28 10:50
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私の今の名字は 結婚をしてから 日本ではどこにでもあるような 単純な姓になったのだが 結婚前は 違った。

漢字は難しいわ
読み方も どう読むのが正解なのか
お客さんが私の姓を読めなくて、聞きたくて、よく尋ねられた。

お客さんには 罪はないが だいたい こんな感じである…。

客『お?女の運転手さんなの?へ~、珍しいよね~。』
私 元気に返事して にっこり ご挨拶。
客『このあたりでは、何人くらい女性乗務員さんがいるの?』
私 知っている限りのことを答える。
客『夜なんか、危ないでしょ?大丈夫?』
私 慣れてきましたし、大丈夫ですよ と 答える。添えて『ご心配いただいて、ありがとうございます。』と お礼。
客『ところでさぁ~、この名前って珍しいよね~?なんて読むの?』
私 回答する。実は私の名前は 姓も名も 珍しい漢字を書くのだ。
客『へぇ~そう読むんだぁ~。ご出身は?』
姓については その土地ならではの名前がたくさんあるということで 変わった漢字を使う姓だった私は 必ずこう聞かれるのだ。

毎日 毎回 必ず5回、多くて30回くらい は 同じパターンのコミュニケーションでスタートする。

私はプロである。
毎日 毎回 何回も 同じ質問をされても さも今初めて質問されたかと思うくらいの雰囲気で にこやかに対応するのである。

『え~、またその質問ですかぁ~?』なんてことは 決して言わない。(笑)


お客さんが 和やかに話を開始しようとするために まずは 当たり障りのない質問や会話で ドライバーの人柄を探るのだ。
安心してご乗車いただくための 最初の会話なのである。
いくらでも『女性ネタ』『名前ネタ』使っていただいて OKなのである。


私は 乗務員になって20年目だが 100%毎日 5回は必ず この質問に答えている。(笑)
もう 100%である。(笑)


でも やっぱり私も人間なので 15回目くらいになってくると ちょっと疲れてくるのである。(でも、それでも 初めて答えるかのような話ぶり。プロのプライドにかけて お客さんに失礼な返答は一度もしたことは ない。)

たまに
『私は珍しい女性乗務員です。名前は変わっていますが、姓は〇〇、名前は△△と読みます。出身は□□です。夜も勤務してますが大丈夫だよ~ん。』
…と 紙に書いて 後ろに貼付けておこうか?と 考えることがあるのである。(笑)

No.74 13/07/28 22:26
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タクシーには 車外が映るドライブレコーダーと 最近では 防犯のために 車内にもカメラが搭載されている。

私の会社では お客さんのプライバシーを侵害するカメラになるのでは?と ずいぶん装備するのに討論があり しかしながら タクシー関係の犯罪率が ぐんぐん増え続けている現実を踏まえ『犯罪に巻き込まれた時』『事故を起こした時』『お客さんとのトラブルがあった時』の いずれかに遭遇した時だけ 警察と その他に 所長クラスの上司だけが確認することができることになっている。

…もともと特殊な仕事なのである。
男性のお客さんの同伴者が 必ずしも 奥さんや娘さんだとは限らない。
ここだけの話 として 社内では言えない 上司への批判を一生懸命話している人もいる。
なので お客さんのプライバシーを損なわないように 何事もなく仕事を終えようと 私達の会社のドライバーは 皆 必死である。


でも実は ここだけの話、もう一つ ドライバーが必死になってる大きな理由があるのだ。


お客さんが降りた後 街中を走りながら カラオケの練習をたらふくしているドライバーや、
自分の会社やお客さんへの不満を お家にいる奥さんに スピーカーフォンにして必死にストレス解消しているドライバーや、
ラジオの野球観戦にヒートアップして 野次や応援を必死に独り言でボヤいているドライバーなど…

車内映像を観られて ドライバー自身のプライバシーも暴かれないよう 仕事をしたいからでもあるのだ。(笑)


先日 お客さんからのクレームで『1万円渡したのに、お釣りが足りない』ということがあって こういう時に 車載カメラが活躍するのだ。

観ると しっかり5千円を受け取っていて ドライバーも きちんと『5千円お預かりします』と 答えていたらしい。お釣りを渡す時も お客さんに分かるように 一枚ずつ声を出して数えていて 全くこちらのドライバーに 非がなかったことが証明された。

しかし そのあと。である。
お釣りの千円札が乏しくなってきたドライバー、ドアを閉めたあと ブチブチと 5千円を出されたことを 独り言でストレス解消。(笑)
所長に『5千円も、ちゃんとしたお金。ブチブチ言い過ぎ💢』と 軽く怒られていたのである。(笑)

かわいそうな同僚さんだったのである。(笑)

No.75 13/07/29 10:33
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車載カメラについて 余談になるが ちょっとだけ こんなエピソードがあったことを ご紹介したいと思う。

今年3月 娘が交通事故に遭った。
どんな内容だったかを説明する。


早朝 道路もまだ空いていた時間帯である。何車線もある一方通行の主要幹線道路を走ってる車同士の事故が まず発生した。
どちらの車も直進しかできない車線にいたのに 左側のタクシーが 右折方向にお客さんを発見、とっさに確認を怠って 無理に右折を始めたところ 隣に走っていた直進車両と接触、タクシーは その当たった衝撃で ハンドル操作が利かなくなり 後ろを大破させながら車体を180度ひっくり返し 歩道で信号待ちをしていた娘目掛けて飛んできたのである。

車のタイヤ部分と 側にあった花壇の間に 娘の足は挟まれて ふくらはぎを破裂させて 車は止まった。
骨以外のすべてにダメージをくらったのだが 骨だけでも助かったのが奇跡に近かったと思うような『とばっちり事故』である。


私は 事故を見ていない。でも 何故これほどまでに詳しく話ができるのかというと タクシーの車載カメラのおかげなのである。

このタクシーは ドライブレコーダーに不備があったらしく そっちの画像は映っていなかった。
こちら側は被害者なので 事故原因を解明させるために 車載カメラの提示を要求、事故内容が明らかになったのである。

映像は嘘をつかない。
明らかに タクシードライバーさんの 確認ミスが原因。なので タクシー会社も観念したのか 誠心誠意 その後の対応をしていただいた。まぁ当然なのだろうが きちんと対応できない人間もいるこのご時世 私は被害者の親として感謝している。


この話 次ページへ続く。

No.76 13/07/29 12:08
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前ページの続きである。

まだ 車載カメラを確認できていなかった頃。

娘は集中治療病棟のベッドで ケガの痛みと闘っていた。
事故の状況よりも まず 彼女は怒っていた。
突然のことで そのタクシードライバーが まだ見舞いに来ないことに 怒っているのか?と 思っていたが 聞けば 事故直後、自分が動けなくなっているのにもかかわらず そのドライバーは 車から降りてこようとしなかったらしい。
もしかしたら?このまま逃げるんじゃないか?という不安感が 落ち着いた頃に 怒りに変わって 悶々としていたようである。

私も 仕事から解放されれば ただの親バカの母親なのである。
まだ手術してすぐ。医者の宣告では 再起不能と言われた直後である。大きなケガを患うと あとで歳が経った頃 必ず不具合が発生するものである…いろんなことも含めて 私もまた 不安感が 落ち着いてきた頃には 怒りに変わってきていたのである。

そこで。車載カメラの提示を要求したのである。
奇しくも同じタクシードライバーなのだ。自分のこれからの課題材料にもなるわけだ。


加害者側が それに応じ データを私に提出してきた頃には 娘は退院し リハビリに精を出していた。

自宅で娘と映像を確認する。
事故から前後3分間 計7分くらいの映像である。

ドライバーさん。とても穏やかな運転。もうすぐ入庫なのか、もうちょっと粘ろうか?諦めて帰ろうか?悩んでいたご様子。
右側にお客さんを発見。
そのまま無理な右折を開始する。本人がぶつかると感じた頃には すでにお互い回避できない状態。
そしてクラッシュ。
凄まじく車が回転して 娘に勢いよく当たったのち 止まった。
少しでも 何らかのタイミングがズレていたら 娘は命を落としていたかもしれない状態だったのである。

娘が興味があったのは そのあとである。
ドライバーが逃げようとしていたのではないのか?という疑問の解明である。


ドライバーさん 何が起こったのか?しばらく把握できていなかった様子。
『あれ?あれ?あれ?』の 連発。(笑)
やっと事の重大さに気が付いたドライバーは 今度は頭を抱えて大パニック。(笑)
一瞬 死んだふりもやってみた。(笑)
やっと正気に戻って 車から降りた。(笑)


ドライバーには悪いが 大笑いした。


この映像のおかげで私達は彼を許す気になったのである。(笑)


もう少し話は続く…。

No.77 13/07/29 13:16
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前分からの最終章である。

車載カメラによって タクシードライバーの右折禁止場所からの違反と 基本操作のミスが原因だったことによる事故 では あったが この映像を見る限りでは 相手車両も ずいぶんと直進するのに スピードが出ていることも わかった。

事故というのは 一瞬の判断の遅れや 基本的な事をミスしたときの偶然が重なって起こる産物なのだと 私は思うのである。

私のように 車を利用し 車の世話になって 仕事をしている人は 少なくない。最近の就活でも 免許証を持っていることを条件にしている会社が ほとんどだったりするのだ。

車は 確かに 便利な乗り物だと思う。
しかし 扱い方を間違えると 巨大な動く鉄の塊と化するのだ。
人間や物を 簡単に傷つけることができるのである。


よっぽど 妙な意志があって 事故を起こそうと思わない限り 交通事故というのは 誰しも しようと思ってする人など いないのだ。

だから した者もされた者も 物を含めて 大きな大きな『傷』がつく。


私は 娘の事故を通じて 改めて 事故の恐さを悟り 安全運転を誓ったのである。

No.78 13/07/29 16:10
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さっきのことである。

お客さん2人を ある病院まで お送りした。
途中の信号待ちで 自分の携帯を座席の横に置きっぱなしにしていたことに気がついた。
私は ガラケーを使っているので 二つに折ってポケットに入れようと思ったら…ピコピコと光るサイン…着信があった時のサインである。

今は 夏休みである。
娘が? 何か?急ぎの用事だったかもしれない。

お客さんは 後ろにいたが どうにも 誰が?何時頃?電話を入れてきたのか?が 気になって 仕方がなかった。

信号待ちの間に ちょっとだけ 携帯をさわって その画面だけ 確認したのである。
一瞬である。
もちろん そのあとすぐ ポケットに入れたし その後は 当たり前だが 触ることはなかった。

しかし。
その時のお客さんの一人が 携帯を触ったときの 小さな『ポコポコ音』に 気付いてしまっていたのである。


安全運転で その病院まで到着させたのだが 支払いの時に その件について こっぴどく叱られた。
『客はあなたに命を預けているんだ💢 運転中に携帯を触るなんて どういうことだ?💢』などなど。

事実 一瞬でも 携帯を触っていただけに ただ平謝りの私…。

お客さんの命を預かる…わかっています。
最近の私は 人一倍わかっていますとも。
ただ 電話が娘からかかってきたんじゃないかと 気になる欲望に負けてしまっただけなのである。

そんな 停止中の一瞬だけのこと そこまで怒らなくても…と 思いながら 会社へ連絡…。

私達の会社は 何事も『報告』なのである。
特に クレームと事故と忘れ物は 徹底するよう教育されている。

いいことではないことを連絡するのは …ツライ。
でも 万が一 連絡が入った時に 会社側が即座にその件について回答できることで 少しでも信頼を回復させることができるのである。


仕事と母親との両立は 難しいのである。

No.79 13/07/30 11:13
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仕事が終わって 掃除をしていた時の話である。

皆が掃除をしている 横の道を フラフラと歩くチャラ男くんが いた。
なんだか 様子がおかしい。
ドライバーの性なのか?『様子がおかしい』ことには 敏感なのである。(笑)
周りのドライバーも その『様子がおかしい』チャラ男くんが どうにも気になって 皆 手を止めて 目で追っていた。

このチャラ男くん 何を思ったのか?わざわざ私達の会社の敷地内に入ってきて…

ゲロゲロゲロゲロ~~

あぁ やっぱり。
周りの同僚も 皆『やっぱり』みたいな顔。
仕事中 車内で こうなる瞬間のお客さんを 私達は 嫌という程 見てきたものだから すぐわかるのである。(笑)

大量に しかも 5ヶ所も 会社の敷地内に 胃の中のものを撒き散らし…そして 去っていった…。(怒)


わざわざ敷地内に ゲロリンパしなくても…近くに溝があったりするだろう…

お掃除するのは そういうことを見て見ぬふりできない この私なのである。

帰宅時間が いつもより1時間遅くなった。

もちろん サービス残業なのである。

No.80 13/07/31 03:00
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私は 基本的には スポーツに関して するよりも 観戦する方が好きだ。
しかし だからといって 周りがヒートアップするほど好きなわけでもない。
どちらかというと 少し冷めている方なので 日本中が観戦に沸く オリンピックやら ワールドカップやら 野球のペナントレースなどには あんまり興味がない。

でも。私達の仕事は『興味がない』からといって 無視するわけにもいかない。

プロ野球の結果は きちんと把握していないと トラブルのもとになる。
ワールドカップやオリンピックがテレビで開催される時間帯は 街中から人間が消えるので 時間帯をしっかり把握していないといけない。もちろん 結果によっても 人の流れが左右されるので 情報収集はプロとしては 絶対なのである。

私は女だし ラジオは どちらかというとFMの方が好きなので あまりAMラジオをつけない。それに 運転に集中したいので 基本的にはラジオは付けていないので 情報収集をするのには いつも苦労している。

しかし たまには 結果を知りそこねたりする時もあるのである。
そういう時に限って
『今日の〇人×〇神戦、どうだった?』と 聞かれる。

どうよ?このタイミング。
どうして?たまに情報収集出来てない時に限って 直球投げられてデッドボール??(悲)

後ろから『いや。大丈夫だよ。結果知りたいから早く家まで走ってね💢』と お客さん…。

私は こういう時には
『野球大好きな男の子に生まれたかったなぁ』と 思うのである。

No.81 13/07/31 09:18
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《休憩》
最近 割り込みレスがなくなってしまった。
スレをたててから ずいぶん経ったから 忘れられてしまったのか…。

でも まぁいっか。
愚痴りたいことは まだまだあるので 自己満足で 愚痴らせていただこうと思うのである。

No.82 13/07/31 09:45
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どう頑張っても ワンメーターで到着できる距離をご乗車する方 と 信号の具合によって 微妙にワンメーターで行けるかどうか わからない方で 急いでいて なおかつ 持っている小銭を減らしたいと思っている方 に お願いしたいことがある。

あくまでも お客さんのほうが『お急ぎ』の場合である。

片手にワンメーター分、できれば それにプラス100円 を 握りしめて タクシーに乗っていていただきたいのだ。


『急げ』と言われたら

どの車にも道を譲ることもせず
できるだけ流れ良く うろちょろ車線変更しながら
普段『黄色』の信号は『止まれたら止まる』場合の認識を その時だけは『進んでも大丈夫そうなら行く』認識に切り替えて

なるべく お客さんのニーズに応えるように走っているわけだ。


必死で到着させて 支払いをお願いする時になって

バックから奥の方にあるお財布を探し出し
急いでいるなら 束のように見えてある1000円札を渡してくれればいいのに それをせず 小銭を一つずつ数えて
そういう方に限って『ちょっと細かくなってもいい?』と 1円玉まで数え出す人も いたりして…。


大丈夫ですよ、お客さん。
日本円のお金なら 料金の半分1円玉だろうが 結構なのですよ。
でも 確か?急いでるんじゃなかったのですか?
そのお財布から見えている千円札を下さって こちらがお釣りを渡している方が よっぽど早く降りれますよ。


私はプロなので そんなことは決して言わないのである。


で。そういう人に限って 忘れ物をするケースが多いのである。

No.83 13/07/31 14:06
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ここのところ 暑い。
日本のどこかしらで 史上初の記録を更新し続けている 夏。
先日は ある場所で 集中豪雨の被害で 大変になっていたエリアがニュースになっていた。
天災 自然のことに関しては 人間なんて 所詮 どうすることもできない 弱い動物なのである。

しかし 有り難いことに 人間には 考える知恵があって それぞれの弱い部分を 知恵と技術で 乗り越えてきたわけなのである。


ひと昔前の これほどに暑い季節は 皆 涼を求めて タクシーに乗ってくれたものである。

しかし 昨今では ずいぶん 忍耐やエコに対する措置が行き届くようになってきていて ただ単純に『暑いから』というだけの理由では なかなかタクシーに乗ってもらえなくなってきているのである。


仕事中 車内は お客さんの為に クーラーで快適にしているが
仕事が休みの日の 私の家では 経費節減で エコ対策に追われている。

たまに 仕事をしていない時でも 仕事して(タクシーに乗って)クーラーに当たりたいなぁとか思ってしまう私も やはり 思うだけで わざわざタクシーには乗りに行かないのである。

お客さんの気持ちがよくわかっている 悲しいドライバーなのである。

No.84 13/07/31 23:29
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クレーマーの話 第4弾。

ちなみに 私がこのクレーマーの話をしているのは 全て同一人物である。
とにかく毎回毎回 暇潰しの相手にされているから ムカつくのである。

前回 話した通り このおばさんは とにかく人の粗をみつけたら それを2倍にも 3倍にもして 他のドライバーにしゃべりまくるし それでは気がおさまらないようで 電話を何度も何度も 同じ内容でかけてくるのである。

こちらが 特別 悪いようなことでもないだけに もう 私を含めた周りの同僚も皆 うんざりなのである。

しかし。リピーターのお客さんなのである。
しょっちゅう電話をくれるので お迎えに行く確率が高いのである。

当然。皆 嫌がる。
中には わざわざ自腹を切って お迎え指令を『途中でお客さんを乗車した』ことにして キャンセルする者もいるくらいだ。

私はそういう姑息なやり方で仕事を選ぶことは プロとして恥だと思っているので そんなことはやらないが できることなら 私だってキャンセルしたいくらいなのだ。

指令室のコンピューターで 空車か乗車中か が わかるので 自腹でメーターをたてて そうすることで やっとキャンセルが許されるのである。

そうまでしても 行きたくないのである。

ドライバーも人間だ、次のターゲットに なりたくないし 同僚の悪口も聞きたくないのである。

このおばさん 自分でも ちょっと電話し過ぎかな?と たまには思うようなのである。
じゃあ 電話しなくなったのか?
いやいや。
今度は 私の会社の上司のご機嫌伺いのために 1000円分くらいの?手土産持って 営業事務所に顔を出しているのである。

上司なんて 現場のことや 配車指令室のことなんて わからないのである。どれだけ私達が現場で迷惑をされているのか 直接関わっていないのである。
そんな事務所に サンドイッチやら お菓子やら たらふく差し入れして もちろん そんなおこぼれがドライバーまでまわって来る訳でもなく 必然的に 更なる ドライバーからのひんしゅくを買ってることが 彼女には わからないのだろうか。


本当にイタいおばさんなのである。

No.85 13/08/01 12:47
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私が空車で流していると 反対方向の車線のほうで 私の車に向かって手を挙げるお客さんを 発見。
道が狭い上に 交通量も多いので ひとまず停止する。

程なくして お客さんの方から こちら側にやってきた。
あれ?こっち向きのご用事?(そんなこともある)
しかし、行き先は やはり反対方向の最寄り駅。
つまり 私はこの車をUターンさせなくてはいけない。
でも どう悩んでも そこからUターンができない状況だったのだ。

お客さんに丁寧に 裏通りを通っても大丈夫か?と 尋ねたら『いいよ』と 言ったので 裏道を走った。

真っ直ぐ走ってると 前方が 突然 逆一方通行になっていて 真っ直ぐ南下できない。近場の南下できる道が左にあるので そこに行こうとしたら
『え?左?』と 言われてしまった。
何?左のほうが近いんだけど?狭い道 だめなの?
そう言いたいのをぐっと堪えて 右から行くことにした。

走行中 お客さんは『いつもは820円。』と 言った。
あぁ、またか。それ以上は払わないってことだ。
左に曲がれなかったことで 遠回りになっていることは 百も承知なのである。

到着した。やはり遠回り分 事後メーターが1回多く回ってしまった。
案の定、ゴネ出した。
こちらは 最初から このお客さんはメーター通り支払ってくれないものと諦めているから それを伝える。もちろん 丁寧に言葉を添えて。
奇しくも Uターン出来なかったのである。そういう意味では こちらの落ち度と取られても仕方ないのである。

お客さんは そりゃそうでしょ とばかりに その料金だけを支払う。
まぁ自腹を切ってでも それでうだうだ言われずに済むなら もういいや の 感情で 支払いを終えたあと そのお客さんが 私に向かって捨て台詞…

『あ~あ、えらいの(タクシー)に乗ってしまったよ…💢』

希望通りに走って
でも 遠回りだとわかっていたから 自腹切ってサービスしたのに
どういうことですか お客さん。
あなたが左に曲がらせてくれていたら あなたのご希望どおりの料金で到着していたのですよ?

えらい目に遭ったのは こっちのほうですよ、お客さん。
だいたい反対方向のご乗車なんですよ できれば『よく止まってくれたね』と 言ってくれてもバチはあたらないでしょう?

もう この仕事 辞めよっかな?と 思う私がいたのである。

No.86 13/08/01 13:40
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ある時のお客さん。
乗り込んですぐ 行き先を指示された。

『〇〇病院。』
それだけしか言わなかった。
行き方を尋ねると お任せ と 言われたので 普通よく走るタクシールートを選択。
この時点で 純粋な私は 病院に見舞いに行かれる方なのかしら と 思っている。

病院の付近まで近づいてきた。お客さんは何も言わず座っている。
大きな病院になると まず門があり 大きな総合入口なるものがある。敷地から建物まで 南メートルか離れていることが多い。

左右の確認、歩行者 自転車 後方車両にも気遣いながら 病院の中に入ろうとした瞬間、
『あ!違うよ?入らないで!まだまっすぐ。』
いきなりの大きな声のシャワーを浴びた私は 頭の中が大パニックで 真っ白になる。
すぐ 我に返り お客さんの言う通りに車を走らせる。


『〇〇の付近』とか『〇〇の近く』とか『〇〇の方向』という言い方を ご存知だろうか。
ただ単に病院の名前だけ行っても それだけでは お客さんのマンションは 私にはわからないのである。

No.87 13/08/01 20:58
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夜のご乗車。4人組のお客さん。
必然的に 後ろに3人 前に1人が 乗り込む。

飲み屋から飲み屋に 渡り歩くことを『ハシゴする』といい このお客さん方は まさに ハシゴして 3件目に突入するところである。

皆さん 上機嫌。
タクシーの狭い空間の中で わいわい楽しそうなのである。
それは 何より。別にどう騒いでもらっても 構わないのである。

私に迷惑さえ かけなければ…。

次に指示する飲み屋さんは 駅前のごちゃごちゃした場所だった。
人も自転車も まだまだたくさんいた。
私達の会社では むやみにクラクションを鳴らすことを禁じられている。
地域密着型のタクシー会社だから という理由で 我が物顔で道路を使わないこと と なっているのだ。
慎重に 人や自転車をすり抜けながら 丁寧に走っていた。

それなのに。

助手席側に座っていたお客さん 人がなかなか道を空けないのが ムカついたのか
『こういうのはさぁ~、いっぱい音鳴らしちゃわないと だめだってぇ~!』と 言いながら 勝手にハンドルに手を伸ばしてきて クラクションを鳴らしまくったのである。

周りに歩いていた人々が一斉に私に注目。
しかも 嫌な目つき。
でも 一番ビックリしたのは この私である。


とにかく ドライバーが運転操作中は 勝手に車内をいじらないのでほしいのである。

No.88 13/08/02 09:37
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お客さんの中で 特に おばあちゃんに多い話で

『見た目自慢』

というのがある。


例えば こんな感じだ。
『私、もう89よ~。でも、みぃんな そんな風に見えないねって言ってくれるの~。』

例えば。
ずらりと89歳のおばあちゃんを 5人くらい並べて 見た目の若さを競う 審査員にでもなりゃあ 誰がどのくらい若いか?はっきり判断出来て 感想も話せるのだが…。

私は お客さんよりも たぶん 二まわりも 三まわりも 若い?のだ。
実際のところ あんまりよくわからないのだ。

しかも、人間ってのは 中身が肝心で 見た目ではない と もともとそういう気質を持っている私なだけに 全然興味がないのである。

本当は 75歳くらい以上になったら どのおばあちゃんが何歳くらいで?どのくらい若く見えるか?なんて 見当がつかないし どのおばあちゃんを見ても ただ『おばあちゃん』としか思わないのである。

だいたい、自分の顔のシワや体力の衰えを心配しているところで 他人様の見た目のご様子なんて 全く興味がないのだ。


しかし 私はプロである。
そんな思いを心にしまって 彼女が 返答してもらいたい模範解答で 返事するのである。

『えぇ~?そうなんですか~? 全然 そんなご年齢には見えませんよぉ~。』


にっこり笑う おばあちゃんなのである。

No.89 13/08/02 18:11
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《休憩》
ひょんなことで 出版社に勤める方と お話する機会があった。
私が こんな あんなで ここで愚痴っていることを 聞いていただいた。
どんな仕事でも いろんなことがあるよ と 出版社の方。
仕事柄 いろんな方の いろんな文章を読むことで いろんな人間模様が垣間見れるらしい。
なかなかおもしろい。
おもしろいのだ 人間というのは。
誰一人として 全く同じものなどないのだ。一人一人の思想 発想 意見 批評なんかがある。
自分には知らないことを 違う誰かは知っている。
それに触れ合うことによって 人は成長したり 学習したり 反省したり できるのだ。

なんだ、お客さんと向き合う 私の仕事ってのも もしかしたら いい仕事なのかもしれないなぁ。


出版社の方に 感謝。である。


思えば 小学生時代 いろんな事に影響されて 今に至っていることなんかが いくつか ある。

生涯 勉強。
頑張ろう と 思った。

No.90 13/08/03 00:07
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いつも 思うことなんだが…。

飲み屋のお姉さんの中に ものすごく高飛車な人が多いのは どうしてだろうか。

以前の話に『(飲み屋の)お店のルールを守らないお客さんがいると、そのあとタクシーに乗ってくる 仕事終わりのお姉さん からの とばっちりが酷い』と いうのを 申し上げたことがあるが それに関しては 気持ちが分かるだけに 仕方ないか…と 思うように しているのだが…。

それどころでは 済まされないような『これってどうよ?』みたいなお姉さんも いるのである。

私が 女だからなのだろうか?

いやいや。そうでもない。
他の同僚も 皆 お迎えに行きたくないお店のお姉さん方のチェックは しっかりリストアップされている。
そのお店に当たったドライバーから『今日はどれだけイジメられたか?』を 聞くことが 同僚の間で流行っている。

ちょっとした『罰ゲーム』的な感覚だ。(笑)

到着させてから20~30分くらいは平気で待たせる。
やっと出て来ても ニコリともしない。
さっき店からお客さんをお見送りに来た時の 素敵な笑顔のあなたは?どこにいったのですか?
…まるで 別人である。

『〇〇。』←ただ 地名の単語だけ。
その土地の名前が?なぁに?…と ツッコミたくなるような行き先指示。
あるいは 私の苦手な『とりあえず行って。』
だから?どこに?それ行ってよ?

散々待たせていたにも関わらず『速く行って💢』…。
早く帰りたいなら 早く車に乗りに来たらよかったのに。

信号待ちの度に『あんた、わざと信号に引っ掛かってない?』
いえいえ、全くそんなことは。
私も あなたみたいに怖い口調でお話される方と長く居るのは苦手ですから。

まだ 何か 今日遭った出来事を話してくれて それで機嫌が悪いんだ、とか はっきり原因や理由がわかるような事を言ってくれると ありがたいのである。それなりに対処ができるのだ。私の気持ちも 少しは和らぐのだ。

しかし。お姉さん方の威嚇は すごいのだ。
『無言の威嚇』という感じ?

とにかく 怖い。
酔っ払ったおじさんよりも 怖いのだ。(笑)


でも 実は こういうお姉さん達は 夕方 出勤される時も 怖い。(笑)
ずっと到着するまで 今晩来てもらいたいお客さん探しの営業電話をしていることが多いが その甘い声と 私に指示する声のトーンは 全く別人なのである。

これも たぶん
『プロの技』なんだろうと思う。

No.91 13/08/03 08:51
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話の中に ちょくちょく出てくる内容で お分かり頂けているかと思うが この仕事は 会社のシステムにも寄るが 車の中に座りっぱなし のような仕事でもない。
もちろん 座りっぱなしで仕事になっている会社のドライバーもいて たぶんその人数のほうが多いのかもしれないが 私達の会社は おかげさまで 電話を頂いたお客さんに対する動き というものがあるので 車から出たり入ったりすることが多いのだ。

マンションなどのお迎えで 号数を伺っている場合 最近の大きなマンションには セキュリティーシステムが万全で 1Fロビーに行くと チャイムが鳴らせるので 便利なのだが 築年数の古いマンションには それがなかったりする。
車を停めていられないような 交通量の多い道の側 だとか 車から離れられない場合には 指令室に連絡、折り返しの電話連絡等をして お客さんに車が到着したことを伝えてもらえるが 基本的には『自力で仕事をする』ということになっている。
車が安全に、なおかつ 邪魔にならない場所に 停めることが可能なら 自力でチャイムを鳴らしに行くのである。

実は私は 高度恐怖症なのである。
東京タワーの ガラス張りの床なんかに立てと言われたら たぶん発作で死ぬんじゃないかと思う。(笑)

マンションの外観には いろんなタイプがあるが 古い建物に なればなる程 廊下が鉄格子状態になっているものが多く 階下が丸見えになっていたりする。

涙モノ。なのである。(悲)

まず エレベーターから降りれない。(笑)
周りの壁を おさわり、おさわり して なんとかお客さんの家にたどり着く。
チャイムを鳴らし 元気に挨拶。
本当は 涙目で 声が震えていたりする。(笑)
また エレベーターまで 廊下を歩いていかないといけない。(泣)
必死の思いで エレベーターまでゴール。

『仕事をする前の、一仕事。』なのである。(笑)

自分が降りたあと エレベーターが閉まる前に お客さんの階を押してから エレベーターを降りることを 私は忘れない。

お客さんがエレベーターに乗り込まれる時に すぐその階にエレベーターが停まっている状態にするための方法なのである。

No.92 13/08/03 12:23
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健全な方には 関係のない話になってしまって恐縮なのだが タクシーには 大抵『障害者割引制度』というものがあって 手帳を所持されているお客さんには 一割引が適用されることになっている。
(私の地域ではそうである。勉強不足ゆえに日本全国がそうかどうかは わからない。)

提示してもらって 割引をする流れには 会社それぞれに寄って 全く違うので 全ての流れを申し上げられないが 私の会社での流れを まず紹介する。

手帳所持者(つまりご本人)が 乗られていることが まず大前提。
その人が手帳をドライバーに見せて ドライバーが手帳の中にある写真が本人だということを確認出来て 了承、1割引が適用され あとはこちら側の事務処理が入庫後に行われる。
昔は 手帳の番号を控えることにもなっていたが 悪用されることが多くて 本人が手帳を見せることが原則となった。

公共交通機関で 定期を利用している人がいると思うが まさにそれと同様なのである。
定期を忘れた人が バスや電車に乗るとき『今日わすれちゃった~』で 実際 乗れるだろうか?
乗れないのだ。改札は入れないのだ。
タクシーも 本当は 同じなのだ。
忘れたら 割引は適用されないのだ。
コピーもダメなのだ。

いくら リピーターのお客さんだからといって 本来は ダメなのである。
お役所から 厳しく言われているのである。

それを
『固いこと言うな』
『手帳落としたら責任取ってくれるのか?』
…違うだろう?

そんなことを まかり通らせて 割引いて乗ろうとするから それと同様の悪用する人を育ててしまうことになるのである。

真面目に割引なしで 乗っていただいている健全者の方もいる、その健全者の方の中には 微妙にお手帳を認可してもらう枠から外れてしまった人も含まれている。
健全者なのに『忘れた』と 言って 乗ってくる人がいるから お手帳の提示が必要とされているのである。


お気持ちは わかるのだ。
出すのも 面倒臭いだろうし
手帳を出すこと自体に抵抗がある人もいるだろう。

でも 決まり事 なのである。

提示する義務があることを 守っていただきたい。
真面目にご乗車いただいている お手帳所持者の人や 健全者の人のために。

そして 何より ご自身のために。


態度の悪いドライバーの名前はチェックしてクレームを。
ぜひ お願いしたいのである。

  • << 232 私の近い人、大切な人が手帳持ってます。でも何かの時のために、世の中の人に誤解されないため、自分の身を守ってくれるものです。誤解しないで下さい。苦しんでいる人もいます。

No.93 13/08/03 14:28
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日も落ちて ヘッドライトをつけないといけなくなるくらいの時間帯に よく乗って来るお客さんで『名物おばさん』がいる。

何が『名物』なのか?と言うと
たぶん、自分の行き先(住まい)の名称がわかってない気がする のである。


実は 私は そのお客さんを乗車したのが 初めてで その噂も知らなかったドライバーだった。

普通に駅前のタクシー乗り場からご乗車。
行き先を伺うと 全く聞いたことの無いような地名。
しかも 何度か聞く度に 違う行き先の発言をする。
東西南北、どこに向いて走るかどうかもわからない。
『近所に何がありますか?』と 尋ねたら はっきりと会社の名前を言ったので『あぁ、じゃあ南ですね。』と 言うと『違う。』と 言いながら その会社とは全く反対方向を指示するのだ。

でも 言ってることは よくわからないのだが 指示はしてくれるということが判明。ならば、言われた通りに動くのが正解なので そうすることにした。

赤信号の度に
『あ~ぁ、お金ないのに~、タクシー高いのにぃ~』と 愚痴の言い放題。
言われた会社とは全く反対方向に走る私は ちゃんとお支払いしてくれるのだろうか?不安になってくる。
赤信号を『タイミングが合わせられなくて 申し訳ありません。』と 私の方で罪を被りながら 指示された通り走ると…。
言われた土地の名前ではない 割と近辺の場所に到着。
しかも 軽自動車でしか曲がれなさそうなエリアを侵入させられて 自宅前まで行って 停止。
角度の関係で 入るのに3回、出るのに7回 切り返した。一応無事に通過。
切り返し5回目以降は プロの意地?である。(笑)
電灯のない 暗い住宅地だったので 難しかった。
ちょっとだけ 泣きそうだった。(笑)


たぶん。たぶん、だ。
このお客さんは ちょっと外国人なまりがあったので 自分の住まいの名称や会社の名前 が 読めなくて 曖昧だったのか 会社の名前なんかは 完全に勘違いして覚えてしまったんじゃないか と 思う。


仕事が終わって 同僚達と 井戸端会議の中で 情報交換。
よく乗っていただけるお客さんなのである。
スムーズに乗車してもらえて 常連さんに失礼のないように仕事をする為の 私達の知恵 なのである。

さっそく 私は 皆に情報を…。

知らなかったのは 私だけだった、という『名物おばさん』のお話。である。

No.94 13/08/03 16:23
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実は 先日 別スレッドを立てて このスレッドのプロモーションも兼ねて
『お客さんから見た ドライバーへの不満』の意見を 改めて募集してみた。
ヒット数は さほどではないが 目に止まった方達から いくつかご意見が伺えた。

ありがたいことである。

私達が愚痴ってしまうお客さんがいてるように 世間の人々もまた 私達タクシードライバーに いっぱい不満がある ということがわかった。

意見交換。
いいこと である。

不満 不機嫌 の 理由が分かれば 対策はあるかもしれないのである。


読んでいただいてる人で タクシードライバーに 不愉快な思いをされたことがあるなら 吐き出してもらいたい。

たぶん その時の私は お客さんの味方である。(笑)

当たり前である。
ちゃんと仕事をしてないドライバーの話は 私が聞いてもムカつくのである。


どちら側においても 原因が分かれば なんてことない事なのかもしれない。

原因が分からぬままモヤモヤするから 『愚痴』になるんじゃないか と 思うのである。

No.95 13/08/03 21:15
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最近いただいたご意見の中に 一つだけ ドライバーとして 弁明させていただきたい内容があった。

一万円札を頂いて 尚且つ お釣りが準備できていなかった時の対策 について である。

『お釣りの為に両替するのはいいが、ついでに自分の買い物をしてくる。客をナメてる💢』という 情報を頂いた。

まず最初に タクシードライバーなのだから 両替分をしっかり準備しておく という前提で話をすれば お客さんが怒るのは 当然なのである。

だから そうならないように お客さんに一万円を渡されたら 次の仕事までに両替しておくようにしないといけないし もし間に合わず お釣りが無いのなら 乗り合わせたお客さんに すぐ そのことを伝えなくてはいけないと思うので 私はそれを実行している。

しかし。
たぶん そのドライバーの肩を持つ訳ではないが 1万円を出される時やタイミングが同じであることが多いのだ。
例えばお給料日の次の日 や 連休前など。
行く先々で 仕事が効率良く繋がると なかなか思うように両替ができないものなのだ。
それに。
最近は 両替お断りのコンビニなどは 多く存在する。どうせ何か買うなら 自分の買い物でお金を崩す というパターンは あるんじゃないか と 思う私は ダメなドライバーだろうか。

タクシーという職業、やはり防犯対策は まずは 自ら防衛しないといけないのである。
両替分は たくさんあった方がいいのだが 強盗に遭った時に 被害を最小限に抑える為に やたら余分なお金は持たないようにしていたりするのである。

なので。
お客さん側も 持ち合わせが大きなお札しかない時は 出来れば 乗り込まれた時に 同時に その旨をドライバーに伝えていただければ 事前対策が もう少しスムーズに片付くこともあろうかと思うので よろしくご検討お願い申しあげます。

No.96 13/08/04 03:13
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私がイラつくお客さん というのは 大抵 乗り込んでから すぐ なんとなくだが わかるのだ。

たまに 何故? こんなに わかりやすく 不機嫌そうに乗ってくる?と 聞いてみたくなることもあるくらいだ。


人それぞれの性格 というのも あるのだろうが もしかしたら そういう人は 過去にタクシーに乗って ドライバーに 嫌な思いをさせられたことがあったりして その『仕返し』的な感情が盛り込まれているのかもしれない。


いろんな情報をもらって 思うことは 私もお客さんの立場になったなら 酷いドライバーもいるもんだなぁ~💢 と 思うのだろう、ということだ。
同じ職業の同士として 恥ずかしいのだ。

迷惑な駐車をするドライバー
場の空気を読めないドライバー
思い通りに事が運ばなかったら あからさまにお客さんにあたるドライバー

いつまでも こんな状態では このご時世 ダメだと思うのである。


せっかく 人間に産まれてきたのだ、出会った奇跡を喜ぶ方が きっと楽しい。


うっかり 人に迷惑をかけることも あるだろうが
わざと 迷惑をかけるような人間には なりたくないなぁ~と 思う 私なのである。

No.97 13/08/04 13:36
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ちょっと下ネタ系の話になってしまうかもしれないが こんな話をしようと思う。

タクシードライバーという職業というのは 多種多様なお客さんとコミュニケーションが図れることによって 営業区画圏内は もの知り博士(?)なのである。

ある若いカップルのご乗車。
若ければ若い程 あっけらかんと『どこか泊まりたいんだけどっっ!』と 尋ねてくれる。
こんな仕事だから ファッション系のホテルに送迎もあったりするので 実際私は行ったことがなくても どこが綺麗なのか?どこが安いのか?など ざっくりとだが 知っていたりする。

若干デリケートな内容なので 隣のお姉さんに さりげなく気遣いながら いろいろ話してあげながら 探してあげたりする。
好きな者同志のカップルなのだ、長く寄り添っていたいだろう。別に恥ずかしい話ではない。
元気に尋ねてくれるカップルには 触れていい部分、触れてはいけない部分をわきまえながら 和やかに会話を楽しみながらお送りする。

でも やはり デリケートな行き先だったりするので そうでない方々も いらっしゃるわけで。


行き先を もじもじ。
でも なんとか探して この営業車で中に突っ込んでもらって 建物の入出店を 誰にも見られないようにしたい様子。
でも 結局 勇気が出せなくて なんとなく近場の ラーメン屋辺りで止めてと指示される。

恥ずかしがっているお客さんには あえて 情報を流したりもせず 彼等のペースに合わせて 受け答えする。


私は 女だが、お客さんから言われた場所は どこにでも気持ち良くお送りしている。


たまに 私が女ドライバーだから 元気な男のお客さん達に
『あぁ~。僕達、男のドライバーさんに、聞きたい事あったんだよね~。』と、残念そうにうなだれるお兄さん方がいたりする。
そう 言われただけで 私は ピンとくるのである。
『お姉ちゃんと遊べるところ?わかりますよ?どんなとこ行きたい?予算は?』
お兄さん達 食い付く 食い付く…(笑)


せっかくのご縁でタクシーに乗ってもらったのだ。
なんでも 明るく尋ねてもらったら 明るく対応するので なんでも聞いて ちょっと得した気分を感じて 降りていってほしいと思っている。

No.98 13/08/04 17:07
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タクシーには いろんなお客さんが乗ってくるので 皆さん 道の説明のされ方が バラエティーに富んでいて おもしろいな と 思いながら 仕事をしている。

少しだけ ご紹介。
ほんの ひとにぎり。(笑)


『あの上の横断歩道越えて…』
あれは 陸橋といいます。

『ずどぉ~んとどんつきまで…』はい、突き当たりまで真っ直ぐですね。

『あの ぽん のとこ右』
あぁ なるほど。ポンジュースの看板を右ですね。

『あ~ほら、お箸の方』
お客さんが右利きだったら右ってことですかね?

『ま、どっち行っても 同じようなもんなんだけどさぁー』
そうなんですね、で?今日は?どちら行かれますかね?

『あのでっかいくすの木、あるだろ?』
だいたいどのあたりの事かを先に教えていただいたら わかるかも なんですが。

『(飛行機の)〇か△か、どっちか予約入れられそうな便の方』
私がそんなこと決めちゃって 大丈夫なんですか?

『あ。その、今、青になった信号のとこね』
一直線上に見える 青信号が 今一斉に青になったんですけど。

『にこちゃんとこ 左』
お客さん、これはたぶんタコ焼きのイメージキャラのタコくんだと思います。だって赤いし 足もついてる。


まだまだたくさんあるので 次回もお楽しみに。(笑)

No.99 13/08/05 14:18
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昔 お客さんから こんな言葉を頂いたことがある。

ビジネススーツをビシッと着込まれたお客さんが二人。
行き先を尋ねたら 会社の名前。だいたいのタクシールートというのがある場所なのだが 一応念のためコース確認をする。
『どの道通って参りましょうか?特に指定される行き方が おありでしょうか?』と 尋ねてみる私…。
すると お客さん二人とも 身体を乗り上げて『えぇ~っ?!』と どよめきのポーズ。

…えッ?また何か?余計な事を聞いて イラつかれてしまったか?
常にネガティブ思考の私なのである。(悲)

それから先は 彼等同士の会話である。

A&B『どのみちとおってまいりましょうかぁー?』
A&B『おありでしょうかぁ~??』
A『おい?ここのタクシーは 皆 こんな話し方するのか?』
B『いやいや、そんなことないって。このドライバーさんが女性だからなんだよって~!』
ビクビクしていた私だったが 丁寧に話したことに対してびっくりされたことがわかって 一安心。
特に女だから という訳ではなく 私達の会社では お客様に対して 感謝して丁寧に対応する教育をしている と 話すと、
A『あ~そうなの。じゃあ、ここに仕事に来て タクシーに行き先言うときは『〇〇までお願いします』って言わなきゃだめだよね~』
B『うちの地元じゃあ、どのドライバーも 絶対返事すらしないよね~』
A『この車、何?個人タクシーじゃないんでしょ?…あぁ、〇〇タクシーさんね、覚えとくよ。』
B『だよなぁ~、どうせ乗るんだったら保障付いてるほうがいいもんなぁ~(笑)』

そうなのか。
このお客さんの地元のタクシードライバーは『です ます はい』の 基礎がなってないんだな。

こちらが誠意を見せると 相手も見返ってくれるのだ。
ということは。
まずは タクシードライバーの方が お客さんに対して ぶっきらぼうでは いけないのだ。


そうしていかないと…

ネガティブ思考の私には せっかく褒めていただいているのにもかかわらず いちいち ビクビクしないといけないことになって 辛いのである。

No.100 13/08/05 16:40
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私が入社してすぐの頃 まだ独身だったし 若かったので こんな世界じゃナメられるのだろう と 思って 仕事に臨んでいた。
最初から そんな心構えをしていたので やはり ナメられることが多くあったのだが 想定内のこと、と 気持ちに余裕を持って 仕事をすることが出来ていた。

とにかく私は 極度のネガティブ思考なのである。
『世の中、そんなに甘くない』
『男性社会のこの業界、苦労するだろう』
そう思っていただけに 私のことなんて きっと『お前』呼ばわりなんじゃないか?とさえ 思っていた。
実際 どう見ても 自分より4~5歳くらいしか離れてなさそうな若いお客さんに『おばちゃん』と呼ばれることもあって 悲しい思いをしたこともあった。(笑)

しかし。意外にも ちゃんと『運転手さん』という言葉で 私のことを表現してくれることが多かったことに 感激したのである。
『ねぇちゃん』『おばちゃん』『あんた』『お前』と 言われることを覚悟してて 20年経った今でもまだ そう呼ばれることだってあるのだが
『運転手さん』
と 言ってもらえる その響きが 当時 新入社員だった私には なんだか認めてもらえたような気持ちになれたのを よく覚えている。

そんなこともあって 日々 感謝しながら 頑張って仕事をしているのである。


しかし この頃になると
全く別の意味で
『お姉ちゃん』と 言われると 妙に嬉しい。(笑)
これは たぶん 自分が歳をとったからだ と 思うのである。(笑)

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