介護の仕事って何

慣れ程恐ろしものはないですよ。

当たり前だと思っていたというのは感覚のマヒ。ただ、仕事をしていると麻痺していても気が付かない。
私は何処かで自分はいけないことをしているんだと思いながら仕事をする。良心の呵責です。
仕事の邪魔をされている、そう思うのはすごくわかる。も～またなんて私も思うから。何度もコールをするなって。
確かコールの鳴らしすぎで虐待して逮捕された人いましたよね。気持ちすっごくわかる。
「高齢者虐待防止法」これが基準なんです。
でも、ついついしてしまうというのは仕事していてわかるんですよ。叩くとか身体的なものでなくて、些細な無視とかね。
その人ひとりの話に何度もこっちは付き合っていられないみたいなことあるから。
書き出したらきりがないぐらい。

私の施設では、認知棟が空間拘束になるので認知棟に入る人だけは、拘束の同意書取ります。無いと入所できない。

今日も来て2か月ぐらいの人が、入所者に背を向けながら仕事をしていた。それは当然注意しました。人を見ているのも仕事なんです。危険がないように常に見守る。一人でトイレに行けば怪我をする人もいるし、立ち上がりが不安定な人もいる。そこに理解をできない人は、私は仕事辞めて欲しいなと思うぐらい需要な見守りという仕事。怪我をしたらみてない人が悪い、それは当然言われてしまいます。
常にゴソゴソしている人そんな人もたくさんいます。車いすから立ち上がり頻回とか、幻視幻聴で不穏とか。そんな人たちの危険がない生活を私たちは常に心掛けないといけない。

虐待をする前に何かできること、それができているかどうかなんですよね。

介護職は人手不足ですね。うちもいなくてほんと大変です。それでも仕事を回さなきゃいけない。低賃金ですね。

どんどん年寄りは増えるしどうなることやら。国は、自宅介護を進める方針に切り替えているけど実際自宅介護は増えたら並行して、介護負担で虐待や介護疲れで自殺なんて増えそうです。