サラリーマンとして負け組になった時の敗戦処理の仕方
自分の会社員としてのキャリアは負けだと確定したときにどういう敗戦処理を行いますか?
日本で会社員をやる場合、37歳くらいから43歳までには会社員としての勝敗はついています。
43歳と
もなれば勝ち組は最低でも部長職、すごく上手くいった人なら役員になっているくらいの年齢ですから、その時点である程度の役職に就いていなければもう負けです。
40歳そこそこで高めの地位の役職についてない負け組サラリーマンはそれ以降は給料が横ばい、あるいはダウンさせながら職を転々とさせたり、後輩に先に行かれ、それを黙って見ながら淡々と生き残る為の算段をするなり、半ば投げやりにその場しのぎで感情の赴くままにやっていくことになります。
一発逆転狙いで海外に自費でMBAを取りに行ってみたり、資格をとれば何とかなると妄信していきなり法科大学院にいって司法試験を受けてみたり、など時間と金を大いにムダにする中年会社員もいますけど、悲惨なことになることがほとんどですね。
既に若くもないのにそこから更に時間とお金を浪費すれば、キャリアどころか、プライベートもメチャクチャになる可能性が高くなります。
質問ですが、もしご自身が負け組に入ってしまった会社員だとしたら、どういう形の敗戦処理をしますか?
(1)青年期を全て投げ打った会社から片道出向、転籍などの仕打ちを受けてもどこにも逃げ場がないからとしがみつきますか?
(2)今いる企業から海のものとも山のものとも分からないベンチャー企業に移って最後の一発逆転を狙いますか?
(3)どうせ独身で扶養家族もいないから、と半ば捨て鉢になって正社員を諦めて、退職金と貯金とアルバイトの金で細々と暮らしますか?
負けが確定した後にできることなんて大きく分ければ(1)の醜く足掻く、(2)の勝算の薄い賭けをする、(3)完全に諦める
この3つくらいのものです。
この3つのどれに近いですか?
今まで日系企業では終身雇用の名の下に負け組会社員の面倒見ていましたが、もうこれは壊れましたね。
経団連も終身雇用は無理と正式に発表しましたし。
自分の会社員人生が完全に負けと決まっても、ここからの人生が意外と長いんですよ。
年金をもらうにも20年以上ありますし、子供にお金がかかる時期でもあります。
ネットだと「俺は会社経営しまくってるから~」みたいな良く分からない勝ち組自慢がたくさんいますが
会社員人生なんて負ける人の方が多いんだからもっと負けた後のことを聞いても良さそうなものですが
カッコつけたいのか勝ち組自慢する人しかいませんね。こういう匿名掲示板だと。
うちの夫は同期では出世してる方だけど、出世したらしたで、役職者の中では新人、下っ端になるし、先輩や同期の部下も出来るから色々大変みたいだよ。
何かあれば責任とらなきゃいけない立場だから、もし左遷になったらなんて話もするけど、出先でもあの部署やこの部署は自分で工夫してやれば面白そうとか言ってる。
社宅にいたこともあったけど、出世してないならしてないで帰宅が早くて奥さまと楽しく暮らしていたり、社外に趣味を持っていて活躍されている方もいたよ。
早期退職でご夫婦で資格をとって喫茶店を開く方や、実家近くに引っ越して農場経営を始めてそこそこの安定した収入を得ている方の話も聞いたことがある。ボランティア活動から議員の道にとか、奥さんの実家の跡を継いだりもある。
出世だけじゃなく、仕事のやりがいや、生活の豊かさを選ぶ方もいるから何が勝ちか負けかなんて他人にはわからないこともあるよ。
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