車の運転に向かない人間のタイプ

私の知人にいました。

知人はホームセンターの駐車場で車庫入れ中、通路で待機している車が現れると慌ててしまい、後ろを見ずに急に後退して柱にぶつけてしまいました。

Ｔ字路から出る際、車の鼻先が出かかってから右方向から別の車が来てしまい、慌てて急に後退し、背後にいた車にぶつけてしまいました。

右折待機中、後続車が背後で待っていることに気付くが否や急に右折して、対向車とぶつかってしまいました。

折しもこの時期、滋賀県大津市の右直事故で、通園中の園児２名が死亡する大惨事が発生しました。

「滋賀県大津市の新立被告は運が悪かった。園児の通園時間帯だったことが惨事を大きくした。私はたまたま歩行者がいなかったから、対向車と自分だけの問題ですんだだけに過ぎない。私が新立被告と同じになってもおかしくなかった。もう私は運転を止める」

知人はこう言って、車の運転を止めました。

これは車の運転ではありませんが、知人は職場でも、かかってきた電話を取ろうと慌てて電話器に駆け寄り、足元にあったパソコンケーブルに足を引っ掛けて転んでケガをした挙げ句、他の事務員が作業中のパソコンを停止させてしまうトラブルを起こしています。

知人は目先の小さな物事にとらわれるとパニック状態になり、全体像を見失って大切なことを見落としてしまうのです。

確かにこうしたタイプの人は、運転には向かないとも思えます。