理想論ですか？

正直なところ、きれいごとだけで生きていける世の中はありません。
それは、幼稚園や小学校からでも、そうでしょう。

いじめがいけないというのは理想で、いじめがない世界を本当に見たことがありますか？
いじめられたことがないのと、いじめがない世界で生きたことがあるのは、別の話ですよ。

弱肉強食という言葉があるのに、いじめという言葉を全否定するのは矛盾なんですよ。

多様性があるので、どこで強くあるとか、どこが弱いとかで、相容れるところでうまくやっていく。
要は、自分の強みを生かせるところで、強者という存在である。
それを言い換えると、才能とか、特異性とかあたりになるのかな。
どんなことが何を助けるかわからないから、蔑ろにしないでおこうと、チームを組んでるとかあるしね。

少数精鋭で、手が足りない状態ではなければ、精鋭より能力がなければ、いじめられなくとも、目を向けられることさえない。
誰も見てくれないことを、いじめられてると感じたら、いじめにはなります。
でも、いじめられたというだけでは、どこに行っても同じです。

いじめにあったら、政府の管理のもと保護されるわけではない。
いじめを働いた人がいなくても、いじめられたという人がいたら、現代はいじめがあったという事で処理されるんです。

でも、実際は、いじめられた働けなくなったと言って、辞める理由にはなっても、雇用保険とか退職金を受け取れるほど甘くない。

多様性を求めれば、妬みや嫉みが浮き上がり、それを認めなければ、少数派が蔑まれる。
この世は、楽園ではない。

もし今まで、そういうものを実感せず、平和でよい人生を生きてきたなら、生まれた環境と、守ってくれていた家族や親に、感謝すべきです。
社会に出れば、庇護というバリアがなくなるから、それがあった人には、異世界のようにさえ感じるほど、不思議なものかもしれない。

でも、間違いなくある。弱肉強食も、魑魅魍魎も、当たり前に存在してる。