面接時の録音はやっていいのか

秘密録音自体は、法律に触れていません。
よく問題になっている盗聴も、盗聴という犯罪ではなく、
盗聴器を取り付けるために無断で部屋に入った、というところが犯罪です。
その為、招かれて面接に行き、隠し持ったレコーダーで録音はセーフです。
が、同時に、犯罪ではないが、無断録音は人権を侵害している、
と、東京高裁が認めたこともあるそうなので、
無断で録音した物を使う場合は、人権侵害の賠償も覚悟が必要です。
圧迫面接の証拠とする場合、人事は酒に酔っているわけでもないですし、
拷問によって無理やり言わされ状況でもないので、
証拠としてはそれなりに認められるかと思われます。
しかし、無断録音は、先にも挙げたリスクがありますので、
証拠のひとつにすぎない、決定打とは思わない方が良いかもしれません。
それこそ、最近話題のセクハラ音声録音問題だって、
あんな前後の状況もわからない秘密録音、さらには女性のところはピー音で隠す、
これでは決定打の証拠にはならないよ？といって、逃げられているわけです。
場所は実はキャバクラ、酒が入り、記者もノリノリで下ネタを言いまくり、
そこはカット、おっぱい揉ませて？だけ音源を残せば、セクハラ音源の出来上がり。
こういうことも出来るので、証拠の「ひとつ」扱いです。