出来ない男

【派遣法改正】
改正内容自体は、旧来からの日本的かもしれない。

新卒でも最初の3年間は「評価」はつかない・つけない。 その間に努力・勉強をして、正社員としての最低限にはなれ、との趣旨であろう。 失敗してもマイナスの評価はつかない。成果をあげても評価はつかない。 でも、この3年間でいかに力をつけるかが一番重要なんだよね。
企業としては「評価」はつけないが人事記録は残すであろう。有望かダメか？

派遣期間3年で、本人の意志ではなく、企業が次のステップの戦力として必要とする人材たるか。 手順は踏んだわけで、唐突感は無いだろう。これまでの改正で、直接雇用を望めば企業は直接雇用をしたわけであるから。直接雇用を望まず延々と派遣社員でいた人は、それ以上の仕事をする気がなかったわけであるし。 他の“自分に適した仕事”を探すしか無い。

かたや派遣会社。
そもそもの企業・社員の質の低さを徹底的に正さねばならない。大手とかの問題ではなくて。行政は徹底的な摘発検査も導入すべきであろう。

思いつきの結果ということでなく、自由化の当初からの計画通りと思えるな。

別論だが、企業の利益が増大するその金を、交際費等の“遊興費”ではなく、技術開発・人財開発に向ける縛りを行政は設けるべきであろう。

日本を反転上昇させるために。