労働の悩み相談にのります⑧

No.362 10/03/09 12:12
もちぷよ ( oKCKqe )
あ+あ-

≫361

№360の「概ね正解(とは言えなくもない)」のカッコ書きの意味についての補足。

不文律の(明文化されていないが既成事実として存在する)権利として「期待権」というものがあります。
現在、定年制は60歳から65歳への過渡期に入っています。要するに、老齢年金の受給開始年齢が「段階的」に引き上げられている最中です。
上記の「段階的」にという文言が期待権として反映されている部分です。

仮に「今日まで定年60歳だったけど明日から定年65歳だから」と言われたとして、59歳の人が来年から年金を貰えるはずだったのにそれを5年も先延ばしされた、では生活が立ち行かなくなるおそれがあります。
ですから、今回の引き上げについては、生年月日に応じて20年の歳月をかけて「段階的」に行い、将来設計を立て直す猶予期間を設けているわけです。

国民年金についても同様です。将来的には貰えないかもしれません。但し、猶予期間は与えられると考えてよく、今から諦めるのは時期尚早と言えます。ですから、「概ね正解とはいえなくもない」という表現に落ち着くのです。
実際問題、そうしなければ暴動が発生しかねず、考え方としては妥当だと思えませんか?

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