医者として
No.27 16/07/14 00:39
名無し27 あ+あ-
同業ですが、時として患者の立場にもありますので、両面をふまえてコメントさせていただきます。
医師にも医師で苛々してしまうことは多々ありますが、患者さんは、長時間待たされること以上に、自分の体に抱えている不安を必死で堪えて、そこにいらっしゃるわけです。そしてそのような繊細な精神状態の時、人は他人の顔色を実によく見ていて、気持ちがとても敏感に伝わってしまうものです。
医師として向かい合う時、辛い思いを抱えているのは患者さんなのだということを、常に忘れないで下さい。10分足らずの対話であっても患者さんにとっては貴重な時間であり、あなたが大勢の患者さんに向き合う時も、患者さんにとって向き合っている相手はあなただけであるということも、是非とも忘れないで下さい。
満足のいく対応ができていないと悩めることも医師として大切なことですが、それならば時間が短い分有意義な診療ができるようにどうしたら良いかと考えることも重要ですよね。誠意ある対応と的確な診断・指示ができれば、短時間であっても患者さんにとっては貴重な時間となるはずだと思います。
主さんが今の悩みの向こうに光を見つけられることを願っています。
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